看護予備校アインス中動態の世界福岡伸一、西田哲学を読むセレンゲティルール

昨日、

私はツイッターの中で3冊の本を紹介しました。

國分功一郎中動態の世界医学書院

福岡伸一福岡伸一、西田哲学を読む明石書店

ショーンキャロルセレンゲティルール紀伊國屋書店

簡単な感想を記してみたいと思います。

國分功一郎中動態の世界医学書院

能動態と受動態の他に第3の態がある。それが中動態。

能動態でもない、受動態でもない。そして現代の文法にはありません。

私はある仕事上、長らく古典ギリシャ語を学ぶことがありました。

面白いことに、古典ギリシャ語には中動態が出てきます。

しかしながら中動態は

いつしか世界の言語の文法から姿を消していきます。

その経緯を論じた力作です。

末尾で深いメッセージに包まれます。

途中に、

古文の文法が出てくるのも興味深かったです。

またこうしたジャンルの著作を、

医学専門の出版社が出しているのも面白いです。

言語は精神性を反映しますから、

本質は医療と通じるものがありますね。

福岡伸一福岡伸一、西田哲学を読む明石書店

超有名生物学者が、哲学を論じる。

出版されるや、購読しました。

京都に関わる生物学者は、文章家も多いのです。

亡くなられた岡田節人先生の文章は好んで読ませていただきました。

そういえば、

私が学んだ最初の大学で、分子生物学を講じておられた先生も、

京都のかたでした。

京都は素晴らしい先生が多いです。

さて、私は人間の身体の中で起こっていることは

社会でも起こっていると考えています。

たとえば

拒絶反応と免疫寛容、リンパ球の産生と胸腺の働き

真逆と無駄、促進と抑制この相反する2つの様相とどう向き合うか、

西洋哲学でいうなら弁証法

西田幾太郎先生と福岡伸一先生

哲学と生物学、思考と思考の出会い、本質は生命論、シビレました。

福岡先生のご活躍を大いに期待しています。

ショーンキャロルセレンゲティルール紀伊國屋書店

紀伊國屋書店からメールがあって、

すぐに購入し、一気に読んでしまいました。

かねがね私は、人間の身体の調節機能について

すごいなと驚嘆すると同時に、しかしあんまり効率的ではないなと思っていました。

その疑問に答える1冊です。答えは二重否定の考え方です。

なるほど、なるほどの連発です。

またこの本の面白いところは、

ショーンキャロルのジョークが入るところです。

関西で言うボケみたいなものです。

海外の著書には案外多いのですが、日本人の著書には少ないです。

日本人は根がマジメなのですね。

ボケを入れるとツッコミながら読めて面白いかもしれませんが

本は面白いです。

本当に楽しいです。

皆さん、本を読みましょう。

高島